「この道は昔からある『道』？～道の歴史をたどって地域のことをもっと知ろう」は、古くからある歴史の「道」を題材として、地域の歴史や文化への興味・関心を育成するWEB教材です。さまざまな痕跡を手がかりに歴史の「道」を探して歩く体験型教材として、小学校高学年生から大人までの幅広い年齢層を対象に企画・制作されました。
 
「道」は、土地の歴史と強く結びついています。地域の文化や産業や生活にも深く関わり、歴史の基底を形作るのが「道」です。この教材では歴史の「道」を歩くフィールドワークを通じて、道が古代から今に至るまで人々の生活やさまざまな営みにつながる基盤であったことを、歴史的、文化的、地理的な観点から学びます。
 
教材の中では、フィールドワークのための準備、計画の立て方、デジタル地図の利用方法など、実施手順と方法を具体的に解説しています。準備のためのチェックリストや、学習者が記入するためのフィールドワーク記録ノートもダウンロード資料として用意しています。
 
フィールドワークによって歴史の「道」を体験したら、「オリジナル教材パッケージ」を作成して発表することもできます。この教材が歴史への興味や郷土愛を育むきっかけとなることを願ってやみません。
 

 
この教材は、令和5年度子どもゆめ基金教材開発・普及活動（独立行政法人国立青少年教育振興機構）の助成を受けて武蔵野大学古文書研究室が制作したものです。