ワタシ、埼玉県幸手市の住民です。ふだん車で通る場所に「石碑」のようなものが立っていることは知ってたんです。墓石みたいな四角い石。
そもそも石碑なんかに興味が無いので、気にすることもなかったんですが、ワタシはこの教材で気が付いたんですよ、あれは「道しるべ」ってものじゃないか?
あれが「道しるべ」だとすると、ふだんワタシが車で通り抜ける道路が歴史の「道」かも知れないってことですよ。驚いたね。
その「道しるべ」らしきものを見に行ってきました。交通量が多いうえにクルマを止める場所がないので、暑い中を自転車で行ってきたんだから我ながらえらい。
改めて墓石のようなそれを見てみると、何百年も前からずっと立っているような古めかしいお顔ですな。何か書かれているけどまったく読めません。
横を見ると「西」と「道」という字があるよ(ワタシにも読める)、やっぱりこれは「道しるべ」ではないの?
ネットで調べてみると正体はすぐに分かりました。「御成街道道しるべ」ですよ。幸手市指定文化財という尊いものです。
横に書かれているのは、「西 く記 志ようぶ かず 道」だって。ほら、西と道は合ってるでしょ。「く記」は久喜のことだろう。「志ようぶ」は菖蒲公園のことか? いやいやそんな昔から公園があるはずがない。「かず」は加須のことだと思う、知らんけど。
で、「御成街道」って何?
「御成街道は、幸手市を通る古い街道の一部です。この街道は、かつては物資や人の移動の要所として栄え、今でも歴史的な地域として残っています。」・・・ChatGPTはそう答えるけど、なんかいい加減な答えだな。でもそこが古い道だということは分かった。
ちょっとお手上げな感じなので、幸手市郷土資料館ってとこに行ってみようと思います。はじめての郷土資料館訪問だな。
ふだん見ているはずのものでも興味がなければまったく見えていないのと同じなんだな、ってワタシも分かりました。こうなると道ばたの石仏(っていうんですかね?)も気になってくる。
ふだん通る道が将軍様を乗せた駕籠が通る道だったってのは、なんだか愉快ですね。将軍さまの行列ってのはどんな行列だったんだろう?
何かわかったらまた報告します。